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2019年7月 1日 (月)

右腕がちょっとアレしまして・・・⑪TFCC損傷&尺骨突き上げ症候群&肘部管症候群

2時間15分のオペ予定で行ったオペだけど実際には3時間30分掛かったよ💦


もしかして何か想定外のことが起こったのかな⁉

なんてちょっと心配になったけど執刀医(主治医)の先生が来てくれて説明してくれた内容では特に問題無く順調に終了したよ。

肘の肘部管症候群についてはまだ痺れてると思うけど徐々に治まってくるから大丈夫。

尺骨突き上げ症候群については一旦尺骨を切断して3㎜~4㎜削って繋いである❗


って、レントゲン📷見せてくれたよ。
20190624_1828201 20190624_1829141 左がオペ前の状態。
月状骨と尺骨の間の隙間が少ない状態。
重症の人はぶつかってる人もいるんだろうけどポチは隙間が有るから重症ではないのかな~。

右はオペ後で尺骨が短くなった分隙間が広くなってますね。

ではオペ後の角度を変えた📷
Screenshot_20190630214446_nobori Screenshot_20190630214528_nobori
ボルト6本で固定されてます。

酸素吸引は18:00までって言ってたけど放置プレー💧


19:00で外してくれた。

やっと自由に会話できるようになって全然痛くないから明日退院するよって看護師姉さんに伝えたよ。

飲食は19:30まで禁止。

よって、夕食は19:30だったけど本日2回目の放置プレーで20:00に抗生物質の点滴開始。

夕食もた食べたよ。
20190624_201209 20190624_201148 左手で食べにくかったけどこの夕食がめちゃくちゃ美味しく感じたよね。

20190624_203630 飲み物は事前に用意しといたボトルキャップストローが大活躍。
後ろのウエットティッシュ、スマホホルダーも役にたったよ。

夕食も終わってトイレも自分で行けるし点滴中だけど不自由は全然感じない。

もう起き上がっても良いってことでベッドの電動リクライニング機能で角度をつけた。

後ろ向きに着ていたオペ着も普通に戻してくれたけど右腕はシーネで二の腕まで固定されてて袖を通せないので遠山の金さんが桜吹雪見せてる時の感じで三角巾で吊ってくれたよ。
20190624_182450 その時これが邪魔になったのね。
管を辿って行くと腕の包帯の中に入っていってんだよね。

看護師姉さんに聞いたら管の先は皮膚を貫通して患部に入っていてそこからの出血を回収するドレーンらしい。
それじゃ外すこともできないし、三角巾の中に腕と一緒に収納したよね。

23:00看護師姉さんが錠剤の痛み止め出てるけど呑んどく⁉って言うからじゃ1つ貰おうか!

って、痛くないけど折角だから痛み止めのロキソニン(と同じジェネリックの薬)と胃薬を飲んでみた。

それとドレーンの血を回収するって。

1つは「肘」って書いて有ってこちらは全く出血無し。

もう1つは「手首」って書いて有る。こちらはオペ後は5ccで今回は19ccだって。

これが多いのかどうなのか解らないけど回収容器から尿検査する時の目盛りの着いた尿検紙コップに回収されていった。

別にいいけどちょっと複雑💧


1:00 2回目の抗生物質の点滴が始まったよ。

1時間位で終わるみたいなんだ。

今日は長い一日に成ったよね。



闘病記はつづく

新しい資料が先日(2020.11.10)見つかったので追記しときますね。
20190624_20201111130301 Screenshot_20201110220711
どこかでTFCCは損傷して無かったから「チェックだけ」的なことを書いたと思うんだけどオペの時の記録が公開されてたので見てみたら実際には治療をしていたもよう。

4枚の📷は手首に関節鏡を入れて撮影したものらしいけど良いか、悪いのか一般人には判断できません。


では早速手術記録を詳しく見て行きましょか。(手術記録の画像をダブルクリックで拡大してみてね)

全身麻酔で仰臥位(ぎょうがいって読むのかな?介護、医療業界では普通に使う言葉らしい。ポチの場合普通の仰向けだったけど)

ターニケット使用→これは止血帯、きつく締め付けて出血を抑えるんだね。

まず右手関節から開始、3-4portal(直訳だと入口とか正面玄関)、3-4ってのがどの辺りなのか判らないけど手首のその辺りから関節鏡を刺し込んで6R(がどこなのか判らないけど)からprobe(探針による探査)
これが4枚の写真なんだろうね。

TFCCにはperforation(穿孔)有り。→意味は穴が開く、開けられた穴、つまりTFCCには穴が開いていたんだね💧

辺縁のfraying(ほつれ)強くシェーバーにて可及的(速やかに)切除。
→TFCCはほつれた感じになっててその部分は切除したんだね。

月状骨尺側の軟骨は消失して軟骨下骨の象牙変化を認めた。
軟骨は骨同士がぶつかって潰されて無くなってしまった。更に骨は象牙変化(骨同士がぶつかったり擦れたりしてツルツルで硬くなってる)

Palmar class2D と診断した。→palmar(手のひら側)class2D(どの程度なのかわからん)

滑膜を可及的に切除したあと尺骨骨つぎにうつる。
→滑膜は関節部を覆っている膜、不要な部分の滑膜を速やかに切除してTFCC部分は終わりってことだね。

前腕尺側のlateral  approach(横から接近)にて展開してFCU(尺側手根屈筋)を掌側(手のひら側)へと剥離して骨を露出、尺骨をボーンソー骨切り用のこぎり)を用いて3.5mm 切除した。
→3~4mmって説明だったけど3.5mmだったんだな。

骨把持鉗子(骨接合術の時骨を抑えるハサミみたいなやつ)で尺骨を圧着させLC-LCP small6穴(6穴のプレート)を用いてcompression plating(圧迫締結、ネジで締め付けて固定するってことだね。)

固定性問題ないことを確認して筋膜を修復、筋層下にサクションドレーン(縫合後皮下で出血した血の回収用)を留置して型通り閉創とした。

続いて肘部管にうつる。

右肘内側弧状切開にて展開して筋膜を切離して尺骨神経周囲を剥離し伴走血管を付着させ周囲から剥離、皮下前方へと移行した。

ターニケットをOFFして止血して閉創。

肘は1W(1週間)、手関節は2W(2週間)のシーネ固定を行う。

これだけやれば時間も掛かって当然だよね。

オペ後の説明でも聞いて無かったことも判って良かった。

手首のTFCC損傷はして無かったと思ってたから。

軟骨が無くなって穴も開いてたなんてね。

確かレントゲンでは骨同士がぶつかって手のひら側の骨が剥離骨折状態になってたの思い出したよ。

さて追記はこれで終わり、割り込む形になったから前後で話が繋がらないかもだけど皆さんの方で上手く繋いで読んで下され。

2020.11.11追記

 

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コメント

ぽちさん
手術お疲れ様でした。
成功ですね、流石です!
近く、クラッチにぎにぎ出来るようになったら近場を走りましょうよ。
まずは全快めざしてからですね。

>もりちさん

コメントありがとうございます。
主治医からは3ヵ月は思い物は持ったらダメと言われてますが手首は(痛いですが)普通に動きます。
肘も痛いです、まだ痺れてます。
これも3ヵ月位掛かるらしいですが
思ったより早く復活できそうな気がします。

その時はよろしくお願いします😊

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